TD-LTEを使ったサービスが急拡大するかもね、と言うお話。

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2.5GHz帯の割当について、よくまとまっている記事を2件ご紹介。本件は昨日UQに免許が交付され、UQ自身からも「WiMAX 2+サービスの提供開始について」というリリースが出ています。

UQが10月からサービス開始するWiMAX2+の中身というのは基本的にTD-LTEです。その辺りは一応名前はAXGPだけど中身はTD-LTEというWCP(ソフトバンク)とほぼ同じ。これにはより世界で多く採用される技術を使う事で低いコストで調達できたり、そもそも対応ベンダーが多く調達がしやすくなるというメリットがあります。

実のところはTD-LTEがちゃんと商業運用されているのは世界でもまだWCPだけなんですが、採用決定・トライアルをしているキャリアが多くあるのですよね。世界最大の通信キャリアである中国移動とか、(ソフトバンクが買収した)Sprintが子会社化したClearwireとか。

で、そのTD-LTEに次のiPhoneが対応するんじゃないかー、そのせいもあって今回の割当には大きな意味があるんじゃないかーという辺り。主に販売の謳い文句の面で。iPhone 5でLTEのサービスが多く始まったようなことがTD-LTEでも起こるかもしれません(もしかしたら世界の結構な国で)。

短期的にはWiMAX2+とAXGP(Softbank 4G)の最高速度はそれほど差が出ないと思いますが、旧WiMAXの帯域を削ってWiMAX2+に使い始めると差が大きくなりそうです。BWA(高速データ通信サービス)は使える周波数が多ければ多いほど高速化しやすいので、長期的に見るとUQ有利・WCP不利という話。2017年には下り1Gbpsを目指すということですが、バックボーンの回線は大丈夫なのかと他人事ながら心配になりますけどね。

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