ソニーがVAIOブランドで展開するPC事業を投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却すると発表しました。
現時点では正式な契約に向けて意向確認書を締結した段階ですが、両社はVAIOブランドのPCを扱う新会社の設立を前提に、今年7月にも正式な取引完了を見込んでいます。
ソニーからPC事業を購入する JIP は、企業が決算の重荷になる不採算部門を切り出した際に、独立事業として成立させるために設立された投資ファンド企業。直近では(NEC)ビッグローブのカーブアウトにも関わっています。
尚、事業譲渡をスムーズに行うため、ソニーも新会社に5%程度の出資を暫く行うとの事。
国内では珍しいPC専業のメーカーになるようです。 スマートフォン・タブレットに需要が移って行く個人向け市場の煽りをまともに受けて業績の落ち込んでいたVAIO事業ですが、このカーブアウトで業績を回復させることができるでしょうか。
ソニー本体に事業があることで色々なしがらみもあったんじゃないかと思うので、のびのびと変なPCを作って、僕がうっかり買ってしまうような展開を期待しています。長く使い続けられるといいな!