BWA(高速データ通信サービス)に利用される2.5GHzの20MHz幅帯域の割当についてUQ(WiMAX)とWCP(Sofbank 4G)で争っていたところですが、UQに20MHz割当確定!という話になってソフトバンクの孫さん・宮川さんが大激怒で総務省に殴り込みという、おいそれ止めておけ、と言うか誰か止めろよという状況になっていて一部で大盛り上がりでございます。
孫さん・宮川さんがそんなに怒るのは次のiPhoneがTD-LTEに対応してて、auもUQのMVNOとしてTD-LTE(WiMAX2+)が使えるよ うになっちゃうからじゃないかなーと、邪推をしています。WiMAX2+のサービススタートは2013年10月とのことなので、もうすぐじゃないか!
まあ、
割り当て済みのソフトバンクグループ(ウィルコム・WCP・イーモバ含む)が合計184MHzで、KDDI(UQ含む)が合計140MHzでしょ(すべてわかる4G大全より)。UQに20MHz追加割り当てしてもまだソフトバンクグループの方が多いくらい。
— Masashi “ヤマー” Mori (@x_aoki)
と言う感じなので、まあ頭の中身がまともな人が見ればWCPへの割当ねーだろというところです。契約数が倍以上違いますし。そもそも総務省の電波割当を無意味にするが如くイーアクセス買収しといて不公平だどうだとよく言えるなーとぼんやり思っております。ソフトバンクグループが直近で使える帯域が少ないは確かだし、WCPも本来割当てられている30MHzが今は20MHzしか使えないの(2014年末まで制限)も確かですが。
なお、今回追加割り当てになった帯域はUQの既存帯域のすぐ隣で、WCPはUQを間に挟んでいる状態です。技術的に見れば連続した帯域として使えるUQに割り当てた方がそもそも良かったというお話。WCPは隣接している地域WiMAXの帯域を自社に割り当ててもらえる方向に話をした方が良いのではないでしょうか。地域WiMAXってどのくらい使われてるのん…
直近では1.7GHzの追加割り当ても予定されていて、イーモバイルの利用している帯域に隣接してるんですよね。ここをイーモバイルに割当ててもらった方がソフトバンク的にも美味しいんじゃないかなぁと思うんですけど。auが1.7GHzの帯域持ってないんでauもアリかなぁと思っていたんですが、今回UQに割当てられたのでそれはないかも(ファンタジーです)。
まあ結局のところ快適にデータ通信できないとダメなのよねということで、各社その辺宜しくお願い致します。人が多いターミナル駅だと結局WiMAX最強なのよね…