SIMロック解除義務化報道に思うこと。

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総務省が何か言い始めたと報道があって若干話題になっているので、個人的な考えをまとめて見ました。

目次

多分起こること。

  1. SIMロック解除が義務化され、出荷される全てのスマートフォン・タブレットがSIMロック解除可能になる。もしくはSIMロックが解除された状態で出荷される。

問題点。

  1. キャリアによって使用している周波数が違うため、狭いエリアでしか繋がらない可能性。特にauは3Gの技術が違うので、混乱を招く恐れ。
  2. 2年24回分割払いがそのまま残る可能性が高く、結局流動性が上がらない。
  3. 端末の24回払いとは別に回線契約上の2年縛りは残り、結局流動性が上がらない。
  4. キャリアメールやキャリア固有のサービスが使えなくなる可能性があって、結局流動性が上がらない。
  5. 端末と回線契約が分離された場合、どうサポートされるのか不明。メーカーではサポート窓口がない。
  6. 主にドコモ端末で起こっている「SIMロック解除したのにテザリング使えねーじゃん」問題。

そんなところから、すぐにユーザーのメリットになる変化は起こりづらいのではないかと。ただ、何か変化が起こるときに問題点があるのは当たり前の話なので、「何のためにSIMロック解除するの?」というところが置き去りにならなければいいなぁとは思っています。

変化するかもしれない話。

  1. 各キャリアの周波数にそこそこ対応した端末の登場(次期iPhoneは多分そうなる)。
  2. そうした端末を採用したMVNOが、モバイルや光回線を含めた通信をサービスからひっくるめてトータルで提供し始める。
  3. キャリア専用端末ってもしかして減る?

すぐにユーザーに対して変化はないだろうけど、長い目で見たときの変化の通過点くらいにはなるかもしれないなぁと思っています。個人個人の変化というよりは、市場環境がどう変わっていくのかなぁと。最近はMVNOも盛り上がってきているので、言い流れに繋がって行けばなぁと。個人的にはそれなりにポジティブに捉えていまする。

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