値下げ方向へ改定された「スマ放題」に思うこと。

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ソフトバンクモバイル

改定されて、だいぶ割高感が薄れたソフトバンクの新料金プラン。主に音声通話の定額対象が拡大して、その内容はホワイトプラン相当&パケット定額+誰とでも定額のセット、とも言えるようになった。ウィルコムもイーモバイルも誰とでも定額のオプションで1400円くらい取る訳で、金額にも妥当な感じ。Sパックがお得じゃない見せ球プランなのは変わらないけど。

パケット定額がそれぞれのプランの上限(2GB/7GB/15GB)に達しても通信制限が掛からず、従量課金になるというのは、サービス劣化だとは思う(通信制限を掛けるには月額300円のオプションに入る必要がある)。が、個々のユーザーがどれだけのデータ量を通信しているのか気をつけるようになっていく、その一歩になる可能性もある。ソフトバンクショップで対応する店員さん達が苦労するのは見えてるけど。そもそもドコモみたいにほぼリアルタイムで通信量が把握できるようにならないとユーザー的には辛い。

大量のデータを通信する人にとってはLパックの9980円で15GB通信できることはありがたいかもしれない。直近3日の通信量による通信制限もLパックの場合は1GBから2GBに拡大される訳だし。100MB当たり100円という単価設定も他社と比べたって妥当でしょう。そんなに使わないユーザー向けのプランが見せ球のSパックなのはアレだけど。その辺りはY!mobileさんに期待ということですかね。

企業としては設備を使われた分だけ料金は取るというのはおかしい話じゃないし、その方がユーザーの負担という意味では公平なのも事実。3Gの頃から通信されるデータの大部分をわずか数%のユーザーが使っていた、という話もあったわけで。無制限使い放題、という過去あったと思われていたパケット定額プランすら幻想であったのだよ(シャア風味)、と思う。その幻想をユーザーが今も見ているとしたら「定額」と言わざるを得ないのだろうなぁ。誠実じゃないけど。そう考えると、ソフトバンク以外のキャリアも誠実ではないですね。

ただでさえ有限な資源である無線通信を無制限で使える訳がない。よりキャパシティのある有線通信を裏の回線として使っているけど、それだって多数のユーザーで共有している訳だし。無制限で使えるプランを今契約できるキャリアなんて、廃れ行く運命のWiMAXしかないんだし。水道もガスも電気も他のインフラは従量課金でしょう? 通信は要求も処理能力も上がっていくけど、そのためのコストはタダじゃない。

まあ、こんなにユーザーにリテラシーを求めるプランは(様々なユーザーを抱える)ドコモじゃできなかっただろうなーとは思うけど。不誠実だったりサービス劣化だったりまだ高かったりするし、そこは否定しないけど、スマートフォン時代が浮き彫りにした課題が表面化したプランではあるかなーと思うので、全否定はできないかな。彼らもARPU上げたいんだろうし。

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